出会い系サイトにはサクラがいるとは知っていましたが、どういうものなのかは知りませんでした。それが多分間違いだったのです。今思うと、そう思います。
僕が出会い系を使い始めたのは、大学を卒業して、仕事にも慣れたので、彼女を作ろうと思ったのです。大学時代に付き合っていた女の子は卒業してしばらくして別れたのです。別に、その子が嫌いになったとか、他に好きな人が出来たというのではなったのですが、彼女は東京で就職しないで地元の福島に戻ったのです。地元の福島で就職したのです。卒業してからもしばらく付き合っていたのですが、何だか知らないうちに疎遠になっていました。電話もしなくなったし、メールも返さなくなったし、まして会いに行くなんてこともなくなりました。その時は、いろいろと社会について、仕事についても調べることがあったので、忙しかったのです。 同僚と新宿とか渋谷に飲みに行ったりとかでも忙しかったし・・・。
ふと気がつくと、二十代も後半になっていました。仕事は覚えて、かなり順調でした。同期に入社した何人かは辞めてもいきましたが、僕は残りました。その理由はわかりませんが・・・。 もしかすると、この仕事が好きだったのかもしれません。
何の仕事か・・・?
それは秘密です。いずれ話せるときが来たらお話しようと思います。
僕は仕事もある程度覚えて、競争に勝ち残って、恋人を見つけようと思ったのですが、職場には女性はいたのですが、どうも僕の好みの女性はいなかったのです。で、学生時代の友人が出会い系サイトで彼女を見つけたというので、僕も出会い系サイトを始めてみたのです・・・。
しかしながら、結構連敗です。仕事では勝ち残ってきた僕ですが、恋愛では負けっぱなしです。というか、恋愛に負けたというか、出会い系サイトに負けています。初めは悪質と言われる出会い系サイトに引っかかりました。たぶん、出会い系サイトを良く調べずに使い始めたのが良くなかったのだと思うのです・・・。
僕が引っかかったのはサクラです。しかも有料のポイント制の出会い系サイトで、いろいろな出会い系サイトがあると知ってから、その出会い系サイトの料金がひどく高いものだと知りました。一人の女性と4ヶ月くらいメールしました。ほぼ毎日で、1日1通です。 僕はその女性(その女性とはいってもサクラだったのですが・・・)と三ヶ月くらい経ってから会おうと話を切り出したのです。だけど、僕の誘いにどうも応じてくれなくて、会う話になると、「忙しい」だとか、「会ってどうするのですか?」みたいなおかしなことを言い出したのです。不思議に思いながらもメールしていたのですが、一ヶ月くらい経って、友人にちょっとそんな話を何気なくしたのです。友人はきっぱりと言いました。
「それはサクラだよ」
僕はその言葉を聞いて、その女性にメールを送るのを辞めました。